とある士業者のブログ

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相続のこと3

さて、四十九日を目処に遺産の調査と遺産目録の作成を終えた事実上の相続人代表者は、四十九日の場などで法定相続人に対して遺産の説明を行います。

 

そして、その場や後日に遺産の分け方を協議します。これが遺産分割協議と呼ばれるものです。

 

両親と子供二人といった家族で仲も睦まじい中で父が亡くなった、というようなケースでは法定相続分に従い、生存する母が2分の1、子供達が各4分の1の割合で全ての遺産を共有する、というような遺産分割がなされることが少なくないでしょう。なお、このように全ての遺産を法定相続分どおりに分けるようなケースでは、遺産分割協議が不可欠なのかという問題がありますが、そのことについては後に述べます。

一方、兄弟相続などのケースでは、配偶者が法定相続分である4分の3を超えて遺産の全部を取得したいと希望することが少なくありません。

このようなことから、遺産分割協議というのは一筋縄でいかないことも多々あります。遺産分割協議でまとまりにくいケースについても後に述べます。

 

遺産分割協議がまとまりますと、遺産分割協議書という書類を作成します。書式は法定されていませんから、自由といえば自由です。

しかしながら、財産によっては名義変更や解約が必要なものがあり、そうした手続を行うために専門家を活用したきちんとしたものを作っておく方が安心です。

このことについても後に述べます。