とある士業者のブログ

とある士業者の日々を綴ります

相続 派生5

進んでいきます。

資産負債が確定したら、その評価を行います。

紛らわしいので整理しておきます。

遺産の有無、つまりいかなる資産や負債があるかという問題は相続開始時が基準となります。

一方、遺産の評価、つまり存在する遺産の評価をいつの時点で行うかという問題は遺産分割時が基準となります(相続人全員の合意で相続開始時とすることは可能です)。


次に、評価方法です。実は時価とされますが時価をどう決めるのかについて明確な決まり事はなく、一般的に考えて相続人にて決めていくことになります。

不動産ですと、例えば、不動産鑑定士に鑑定してもらう、不動産業者に査定してもらう、固定資産税評価証明書の金額をつかうなどします。

上場株式や金融商品は基準時の価格でほぼ異論はないでしょう。

非上場株式は、公認会計士や税理士さんに評価してもらう、貸借対照表から一株あたり純資産額を計算するなどします。


不動産の鑑定方法は、積算価格といって再調達価格を積み上げて計算していく方法、比準価格といって、類似事例の価格と比較する方法、収益価格といって得られるであろう収益から価格を算定する方法などがあるそうです。


非上場株式の評価方法は、先ほど述べた一株あたり純資産額から計算する純資産方式、会社が生み出す収益、キャッシュフローから計算するDCF方式などがあります。